エモいはてなブログベスト3
3位
日本で一番有名な翻訳家、山形浩生さんの記事。その山形さんが亡くなった母親のことについて書いてる。母親のちょっと間抜けな言動、エピソードって感じで、でもそれが外国での盗聴がらみの話だっていうちぐはぐさがなんとなくイイ感じで、ユーモラスだけどしんみりする。
どこにでもいそうな、あー自分の母親もこんなんだよな、みたいな感じで、けど確か山形さんの母親はテレビ局でばりばり働いてたヒトだったはずで、あと海外小説の翻訳とかもちょろっと暇つぶしにやれちゃうようなヒトで、そういうスペック高いヒトなのにこういうそのへんのオカンって感じの振舞いをしちゃってて、そんで、それをふと思い出して山形さんがこうして書いてるってのが、そういうの全部含めて、読んでてほろっとくる。
2位
大学の頃を思い出して書いた、って短文で、すごいグッとくる。分かる、とか言ったら失礼だけど、でも確かに「あの頃の自分」として思い出すのは、俺もこういう「何もしてない自分」の姿で、そのときの自分がそれを、そういう自分を幸せとも不幸とも思ってたこと、それを思い出して懐かしんでる今の自分の甘ったるい感傷とその惨めさ、みたいな、そういういろんな感情が混じって、そんで、けど、だから何が変わるってわけでもなくて、思おうが思うまいが「この」俺はここにいて、――みたいな、そういう無意味さ、ちんけさ、空虚さみたいなのを捉えてる文章だと思う。
1位
konyanyachimatsubokkuri.hatenablog.com
THE PINBALLSってバンドのフロントマン、古川貴之さんの記事。この世で一番好きな詩だ。いや詩じゃないか? いや呼び名はなんだっていいわ。